2020.03.06
「沖縄地域女性農業者交流会」を開催しました!
by農業女子プロジェクト事務局
女性農業者が自身の活動の中で抱える課題や女性の思いを共有し、ネットワークを広げることを目的に、令和2年2月5日(水)、「沖縄地域女性農業者交流会」(沖縄総合事務局主催)を開催しました。
沖縄県内のさまざまな地域や年代の女性農業者34名にご参加いただきました。農業女子プロジェクトメンバーからは、上里さゆりさん、新垣良恵さん、照屋和江さん、眞榮城美保子さんが参加です。
第1部では、N.GROWTH株式会社代表取締役の桑原ナミさんから、「消費者に伝わる農産物の販売戦略~農業経営に女性の視点を!~」と題して、講演いただきました。
消費行動を起こすのは女性であり、女性の視点がこれからの農産物販売の要となること。6次産業化では、商品のターゲットや販売場所・用途・量・金額のバランスを考えることが大切であることなどお話いただき、「参加者の皆さまが生み出す素敵な農産物に、これから付加価値をつけて、さらにたくさんの方へ届けてください!」と力強いエールをいただきました。
第2部では、農業女子プロジェクトメンバーの眞榮城美保子さんから「つながる広がる楽しむコミュニティづくり」と題して、自らの活動を紹介いただきました。大阪府出身の眞榮城さんは、牧場実習がきっかけで石垣島にて就農されました。
同世代の女性との交流が少なかったことから、平成26年に「牛ガール」を結成。沖縄県の事業を活用し、先進地視察や他県女性グループとの交流会、簿記勉強会、飼養管理の講習会などに取り組んだことをお話いただきました。コミュニティ作りは、「緩いステップで行う。世代間の隔絶をなくす。組織外にアドバイザーを確保する。意見を出しやすい環境にする。」ことが大切であると提案されました。
次のステップとして、自分自身や地域のために活動の輪を広げていくことや沖縄農業女子プロジェクトの立ち上げについて熱い想いを伝えていただきました。
続いて、「女性が活躍できる農業の未来」をテーマとしたワールドカフェを行いました。
リラックスした雰囲気の中で参加者からは、「地産地消が進むように、新しい食べ方や売り方を工夫したい」「沖縄らしい特産品を広げる発信力が必要」「子どもと農場で一緒に作業することもある。農家の託児所などがあるといい」「農業を始めた頃、行政の支援を受けることができなかった。農業未経験の女性に支援が受けられるような助け船を出してほしい」といった様々な意見・要望が出されました。
また、紅茶やお菓子、参加者に持参いただいた生産物をいただきながら、参加者全員が和やかにお話することができ、交流会はとても盛り上がりました。
会場には、農業女子プロジェクトの取組内容に関するパネルや成果品等を設置し、交流会の最後に、農業女子プロジェクト等の取組について紹介しました。
本交流会を機に参加者同士がつながり、沖縄地域の女性農業者の更なるネットワーク作りや沖縄農業女子プロジェクトの立ち上げにつながることを期待しています。
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